一年。

今日でもう19歳になってしまいました。なんとまぁもう10代最後ですよ。

一年前というと…高校生3年生で受験まっただ中の夏休みでした。VIVERを本格的に開発し始めたのがこのとき。この一年、完全にVIVERの年ですな。今年もそうする予定ですけど。


ここでVIVERの歴史を振り返ってみたりすれば、そもそものきっかけは、部活(←SSH部。要するに科学部)でファイルサーバーを構築したことだったかな。

Windowsファイルサーバー → SUSE LinuxでSamba → Mandriva LinuxでSamba+Namazu+FTP over SSH(←当時MandrivaMandrake)(あとpostfixとかdhcpdとかsnmpdとかcactiとかSnortとかgrsecurityとかとかを詰め込む。Xenに手を出したのもこのとき) という変遷を経て、お気に入りのLinuxディストリビューションMandriva Linuxになっています。


で、国泰寺高校の作ったmpich入りKNOPPIXに張り合いたくなって、「1CDクラスタ」を作成。これがVIVERの前身。Windowsインストール済みノートPCのHDD内容を一切変えることなく、かつCD1枚で、10台のMPIクラスタを瞬時に構築。ぃぇぃ。「姫野ベンチ」で1018MBFLOPSを記録。コレがどのくらいの計算能力なのか、未だにワカラン…


「1CDクラスタ」段階で、メッシュマップ作成プログラムの「MeshWorker」とともに「第48回日本学生科学賞ソリューション部門」に応募。
http://event.yomiuri.co.jp/2004/science_48th/00_happyou.htm
http://event.yomiuri.co.jp/2004/science_48th/00_SK.htm
この年は「文部科学大臣賞」が「該当なし」という、そんな。入選1等をいただきました。

このとき横幅3メートル!のポスター(←パネルに入らない)を作成。スバラシイ!

あ、ここまでおととしだな…



夏休みの開始とともに、この1CDクラスタの/etc/rc.d/rc.sysinitで行っていた起動処理をinitrdに詰め込み、汎用化を目指す。これがVIVER 0.1。「ロールで分担」「圧縮ディスクイメージをNBDで共有」などは、この時点で実現。夏休み中、ひたすらVIVERを開発。

部活サーバー+MeshWorker+VIVER 0.1+もう一つWigdomプロジェクト をネタに、AC書類を作成。

AC書類を出した後、「UnionFS→cowloop」「プラグインシステム導入」「ハードウェア自動検出強化」などなどを目標に、VIVER 0.2を開発開始。


AC面接&合格!で、やたーとVIVERを開発しまくる。
で、はてなダイアリーにつながる。
http://d.hatena.ne.jp/viver/200512


大学入学直後はすさまじい勢いで時間が経過…そして未踏応募を契機に、VIVER本体をC++に書き直し開始。
ここ数ヶ月、いろんな人に教えていただいて、プログラミングの知識が急速に増えました。筑波大学スバラシイ。

27日午後7:41のメールにて、未踏採択決定!

…そして今日18歳が終わり、今に至る。




ということでこの一年、技術面ではVIVERを通して知識を大幅に増やせたかな、思います。特にここ数ヶ月のC++の具合は非常に良い感じ。
AC受験&未踏で面接にも慣れてきました。
趣味ではACの書類作成で、ページ物をデザイン。一度デザインしてしまえば流用可能で、何かと使える。未踏にも活用。17歳は3メートルポスター、18歳はページ物、19歳はどうする?

19歳の目標は、まずはVIVERを計画のところまで開発すること。
その他は、とりあえず今のところは思いつかない。頭の中がVIVERで一杯でしょうがない。(これは良いのか悪いのか…)


今日、VIVER 0.2 Diskimage Toolkitを公開。
http://viver.sourceforge.jp/
出だしは快調です。