分散コンパイル

↑ウチに置いてある。今も後ろでファンが爆音をとどろかせている。

というわけで、このマシン6台+distccで分散コンパイルしてみた。
当然VIVER使用。マシンのセットアップは起動するだけ。


ターゲットはLinuxカーネルのバージョン2.6.18。
ほぼすべてのドライバを網羅満載した、ジェネリックなコンフィグレーション。

マシンは6台で、すべてGigabit Ethernetでつながっている。ただしJunbo Frameはナシ。
CPUはPentium 4の3.6GHzで、Hyper Threading対応版。

6 × 2論理コア = 12ということで、+1コのセオリー通り、makeのオプションには -j13 を付け、13プロセス同時にコンパイルさせる。


結果:10分と1秒で終了。



早い。とても早い。これは素晴らしい。

ついでに部屋が非常に暖かくなって良い。

…と言うか、暑い。暑い。暑い。非常に暑い。
気温の上昇が体感できる。あたまおかしい。

この冬は暖房が要らない。
1000W消費すれば1000Wの電気ストーブと同等の威力があるわけで。


もう一つ欠点は、怖くて電子レンジが使えないところか。


そういえば、PCは電気をファンの音以外はすべて熱に変えるわけだから、かなり効率の良い暖房であるに違いない。
無駄に光るハロゲンヒーターなんかよりずっと効率が良いはず。


どうせ冬に暖房をかけるなら、PCで暖房した方が良いんじゃないか?
各家庭の電気系の暖房器具がすべて暖房用PCにリプレースされれば、巨大なグリッドコンピューティングリソースになる。
政府はPLC(Power Line Communications、電源コンセントで200Mbpsのインターネット)と共に、補助金を出して推進するべきでは無かろうか。