爆発的パフォーマンスによるイノベーション

メールとブラウザとオフィス、というくらいの使い方なら、今やどんなPCを買ってこようが全然問題ない時代になっているわけですが、たとえば、爆発的な性能を持つ環境を誰でも簡単に手に入れられるような技術が開発されたら、やっぱり何か革新が起こるのかなと、ふと思ってみる。
(そんなこと考えている場合では無いわけだーがー気にしない)


爆発的性能というのは、クアッドコアだのCellだのという生ぬるいレベルではなくて、現状の考え方に沿うなら、5GHzで64コア×16とか、メモリがXDRで128GBとか、ストレージが128EBで1TB/sとか、そういう。
まぁ現状の考え方では物理的&コスト的に不可能なわけで、ネットワークを利用した何やらになるはず。


今までも、手で計算していたら到底ムリな話が、コンピュータによって(手で計算することからすれば)爆発的な計算能力が手に入ったことで、いろいろなことが可能になったり不可能になったりしているわけで。

わりと現実的に考えると、たとえばインターネット上に大量に放置してある暇してるコンピュータの性能を、共有資源として利用できるとか。
あるいは「128K台のコンピューティングクラスタを定額でご提供! 今なら初期費用無料!」みたいな、計算リソースを安価にレンタルするサービスとか。


たぶん今のフツーのアプリケーションはほとんど動かないだろうから、プログラミングモデルがまず変わらないといけない。

スループットが増えても遅延もそこそこ増えるだろうから、デスクトップがサクサクで快適!ってワケにはいかないだろうな。


3Dアニメーションのレンダリングが普段のクリックと同じ感覚でできるとか。

動画ファイルがサムネールで全部再生されているとか。

うーむ。普通だな。

何かしゃべるとディスク(と言うかネットワークストレージ)全体からヒットしたファイルが出てくるとか。(音声解析+全文検索が一瞬で終わる)

Googleマイク」「Yahoo!カメラ」みたいな。(これはヤツらは普通にやりそうだなぁ)

「あれあれ」とか言うと、膨大な音声解析データベースから過去の履歴を検索して的確なアクションを返してくれるとか。これはいい。




これは要するに、例の分散ネットワーク環境をモジューラブルにラクラク構築する基盤ができたら、割とお手軽にクラスタが手に入るけど、それって何かに使えるんじゃないか?という。1人1台の時代から1人32台の時代へ。

クラスタ動画ビューア」とか言って、PCクラスタを使って膨大な数の動画ファイルをリアルタイムで同時に再生できる、みたいなモノをセットにしたらいける?